自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2009年9月16日

ランチョクカモンガ・クエークス

ハイデザート・マーベリックスの試合を取材しに、ランチョクカモンガ・クエークスの本拠地、ザ・エピセンターへ行ってきた。

レギュラーシーズン中は、人員不足でなかなかアウェーの取材には行けないのだが、プレーオフともなると話は別。勝ったチームがカリフォルニアリーグの決勝シリーズへと進出する。

日本人観光客にも人気のアウトレットモール、オンタリオミルズの近くにあるザ・エピセンターは、ハイデザートとは同じシングルA球団のものとは思えないほど、施設が充実している。外野フェンスの外には高い木々が生い茂り、その遥か後方にはサンガブリエル山脈が広がっている。



バックネット裏には、記者席を含む3階建ての建物があり、VIP席がいくつも入っている。また、ラリーソーラスというマスコットの恐竜(?)が審判にちょっかいを出し、審判もそれに応えてプロレス技をかけたり、ダンスを披露したりしていた。まさにマイナーリーグと言わんばかりの演出である。





カリフォルニアリーグを90年代から取材し続けているライバル紙の記者の話では、マーベリックススタジアムが1991年にオープンした時は、最新設備が話題を呼び、わざわざロサンゼルス近郊から観戦に行く人もいたらしい。時代の変化は目まぐるしいものだ。

ちなみにクエークスは、今シーズンが始まる直前、マーベリックスの現オーナーであるブレットスポーツ&エンターテイメント社によって買収された。マイナーリーグは同一オーナーによる複数球団保有を認めていないため、マーベリックスは現在売りに出されている。

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