自己紹介

自分の写真
米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2012年11月7日

アメリカの将来を決める議員選挙

大統領選挙ばかりが注目されがちだが、今日は全米の地方選挙も行われた。

うちの新聞も、地元の下院・上院議員はもちろんのこと、郡の行政官、市議会議員、教育委員の選挙まで朝刊に載せるするため、報道局は締め切りギリギリまで粘って作業をしている。(ボクは朝のシフトを任されていたため、既に帰宅してのんびりとニュースを見ている。)

誰が次のアメリカ大統領になるかが、世界の動向に大きな影響を及ぼすのは間違いないが、それと同じくらい重要なのが連邦議会議員選挙である。


この四年間は、議会のこう着状態がアメリカに深い傷あとを残した。両党がお互いに一歩も譲らないことで、予算法案がなかなかまとまらず、米国債の格下げをまねいた。ティーパーティー運動やウォール街占拠運動で表面化したように、国内で右派と左派の両極化が進んでいるのが原因である。

大統領は議会の協力がなければ、選挙でかかげた公約はとても実現できない。大統領や他党議員と力を合わせて国を運営していくことのできる中道派議員が、どれだけ当選できるかが経済回復の大きなカギとなる。

このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿