自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2017年6月23日

アメリカ土産を買うなら今話題のホールフーズへ

アマゾンが米高級スーパーWhole Foods(ホールフーズ)を買収するというニュースがアメリカで話題になりました。

ニッチだったオーガニック食品を豊富に取り揃えて、富裕層を中心にマーケットを拡大してきたホールフーズ。ただ最近は、自身が牽引してきたオーガニック市場が主流になってきたため、他スーパーとの競争が激しくなり苦戦を強いられています

それでもブランド力は健在で、 うちら夫婦もちょっと贅沢をしたいときは、車で3分ほどの近くのホールフーズへ買い物に行きます。

WholeFoods

ぼくらのお気に入りは、朝と昼でメニューが変わるお惣菜コーナー。アメリカにしては野菜類が豊富で、ベジタリアンや卵や乳製品も食べないビーガンでも楽しめます。好きなだけ自分で箱に詰めてレジに持っていくと、重さに応じて値段が決まります。

多くの店では屋内・外にテーブル席があるので、ぼくらは土日の朝に散歩がてら食事を済ますことも。

デザートも充実していて、特にフルーツタルトは甘さ控えめで絶品です。

さらに、ホールフーズはアメリカ観光のお土産を買うのにうってつけ。他では手に入りづらい高級食材やおしゃれなコスメグッズが豊富です。かわいいデザインのエコバッグを買っていって、ご近所や親戚に配ることもできます。

地元民も集うおしゃれスーパーで、ぜひアメリカ生活気分を味わってみましょう。

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アメリカで子ども服を買うならMacy'sがオススメ

親なら一度は子ども服って本当にいいビジネスだなって思ったことがあるんじゃないでしょうか。

子どもの成長は早いので、数回着ただけで着られなくなる服もあり、どんどん買い換えなきゃいけない。そこに我が子や孫にかわいい服を着せたいという大人の願望が加われば、大きな市場が生まれても不思議じゃありません。

うちは息子が生まれるときに、ぼくの同僚から大量のお下がり服をもらっていたので、ラッキーなことに最初の6ヶ月は全く服を買わないですみました。しかもオレンジカウンティは一年中暖かいので、冬でも高価なジャケットやらセーターやらを着させる必要がありません。

ところがここに来て急激にレンの体が大きくなった(体重が増えた)ので、もらった服が入らなくなってきました。

Milk誰に似たのか、足をテーブルにのせながら離乳食を余裕で平らげ、哺乳瓶を親から取り上げてがぶ飲みするのですから、当然といえば当然。

ということで、最近の週末は家族で散歩がてら、夏用の子ども服を見て回っています。


うちの周りは若い家族が多く住んでいるため、モールに行くと子ども向けのショップが結構あるのですが、いつもぼくらが落ち着くのはMacy’s(メイシーズ)です。

Macy’sは日本でいうところの百貨店で、大きめなモールには大抵入っています。有名ブランドを値引き販売しているので、ハワイやニューヨークを訪れる日本人観光客にも人気。

子ども服に関しても、同じモールに入っているGymboreeやGap Kidsといった専門店に比べて値段が安いのが魅力です。

ブランドや見た目にそんなにこだわらないうちら夫婦は、値引きコーナーに一直線。赤ちゃん用のシャツや下着は10−20ドルが相場なのですが、Macy’sでは10ドル以下で買えます。

さらにMacy’sで嬉しいのは、会計の時に予想以上に割引される場合が多いこと。二重、三重にディスカウントが適用されていることがあるので、値札はほぼ意味なしです。

「クレジットカードを作ると20パーセントの割引があるからどうですか?」といつも勧誘されるのですが、断っても「じゃあ割引はしておきます」と安くしてくれることが度々あるのでびっくり。そりゃあ、また利用したくなります。お客さんの期待を上回るって大事ですね。

アメリカに住んでいる人はもちろん、観光に来る人もぜひ一度は立ち寄ってみてください。

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2017年6月11日

子どもをまる1日面倒みてわかったこと

昔のドラマなんかを思いだすと、仕事から帰った男性が専業主婦の妻に対して「女は楽でいいよな。働かなくていいし」なんてつぶやくシーンがあった気がします。

そして女性はその言葉を黙ってのみこみ、夫と子どもの世話をする。

今からすると、とんでもないって言われそうなシーンですが、心の中でまだこう思ってる男性は多いんじゃないでしょうか。

そういう人に伝えたい。

会社に行ってる方がずっと楽

もちろん人によって感じ方は違いますが、少なくともぼくは育児をしてみてそう思います。

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2017年6月7日

世界の美食家をうならす日本のコンビニ食

今アメリカで最も羨ましがられる職業に就いていると言われるのがアンソニー・ボーデイン氏です。

シェフである彼は、グルメレポーターとして世界中の美味・珍味を食べ歩いています。


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2017年6月4日

海外のアップルストアで英語を勉強しちゃいましょう

アメリカに住んでいてもなかなかネイティブと会話をする機会がないという相談を受けます。

例えば語学学校に通っていても、周りは日本人や英語がつたない外国人ばかりだということは珍しくありません。結局、ネイティブと話すのはレストランでオーダーする時とお店で買い物をするときくらい。これでは1年や2年ほど住んでいても、深い会話はできるようになりません。

英語を勉強するのが趣味(というかライフワーク)の僕の父も、孫の面倒をみるためにオレンジカウンティに滞在していたのですが、知り合いもいないため現地人と話すチャンスがないと嘆いていました。

よほど外向的でければ、見知らぬ人に話しかけて会話を始めたり友達になったりするのは簡単ではありません。

そこで私が父に勧めたのが、アップルストアの無料ワークショップです。

Macの使い方が分からず質問してくる父に、昼間に時間があるのだから近くのアップルストアに行ってみるように言いました。

僕の経験上、アップルストアは店員の数が多いので話しかけるとフレンドリーに相談にのってくれます。向こうはお客さんと話すことが仕事なので、たとえこちらの英語が分かりづらくても一生懸命に聞いてくれます。世間話を挟んでも迷惑がられたことはありません。

また各店ではアップル製品の使い方を教えてくれるワークショップを開いていますので、それに参加すれば周りの人とも話すチャンスができます。MacやiPhoneを使っている人は、役立つスキルを学びながら英語も話せて一石二鳥です。

それと先月から、これまでのワークショップをさらに充実させたToday at Appleという無料講座が世界中のアップルストアで始まりました。製品の使い方だけでなく、写真や音楽などのクリエイティブスキルを学ぶクラスが提供されています。



父はアップルストアに行くことなく帰国してしまいましたが、僕自身がToday at Appleがどんなものなのかを体験してきました。

選んだのはDeveloping Your Style(あなたのスタイルを見つけましょう)という90分の写真講座。アップルのサイトで登録して行ってみると、平日の昼間ということもあってか、参加者は僕一人でした。

プロの写真家が教えるのかと思っていたのですが、講師はアップルストアの店員さんでした。サンフランシスコやニューヨークにある店では著名なアーティストが受け持つこともあるようです。

今回の講座では、講師のアジア人男性と二人でモール内を写真を撮ったり話をしたりしながら歩き回りました。教えてくれたテクニックはほとんど知っていたのですが、写真やアップル製品について語り合うことができたのは有意義でした。

アップル製品を持っていなくても、機材を貸し出してくれるようなので、アートに興味がある人は試しに参加してみてはどうでしょうか。参加者同士で友達になることもあるかもしれませんし、英語を勉強している人にとっては、これとない機会ですよ。

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2017年6月1日

6週間の育児休暇をとりました

レンが生まれて8ヶ月。時が経つのは本当に早いもの。本業と子育てで一日が終わる連続です。

特別なことはせず、ただ毎日必死にあやして、食事を与えて、寝かしつけているだけなのに、本に書いてある通り順調に育っていく息子を見ると、赤ちゃんってすごいなと感心させられます。

うちは共働きなので、昼間はレンを託児所にあずけています。なので息子と過ごせるのは朝と夜を合わせて数時間だけ。仕事に復帰した妻は、変わっていくレンの姿を側で見届けられないことに葛藤しているようです。

僕は時間の自由がきくので、朝長めに過ごしたり、いざという時に迎えに行ったりできますが、もっと一緒にいてやりたいという気持ちが湧いてきました。そこで思い切って育児休暇を取ることに。

進歩的なイメージのあるアメリカですが、連邦政府は育休を保証していません。この国はいさぎよく福祉を市場と地方政府に任せているのです。

リベラルなカリフォルニアでは、父親が一歳未満の子供と絆を深められるようにと12週間の産休・育休をとれます。仕事に復帰した時には、同じポジションに戻れるよう法律が保証してくれます。

育休初日にレンと自撮り
6週間は給料の55パーセントが支払われるので、その期間だけ休むことにしました。急な申し出だったのに会社は快諾してくれ、その上、僕がいない間だけフリーの記者を雇って穴を埋めてくれることに。厳しいであろう経営状況の中での配慮に感謝です。

産休、育休で最初の6ヶ月をつきっきりで面倒みた妻は、過ごす時間が増えることで愛情が増してくると言います。腹を痛めて子をうんでいない父親ならなおさらでしょう。

息子の行動範囲が広がり、自己主張も強くなってくるこの時期に妻なしで面倒をみることに不安もありますが、それ以上にこの6週間でレンだけでなく自分の中でどんな変化があるかが楽しみです。

というわけで、これからしばらくは子育てに関する投稿が続くと思います。

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