自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2014年11月7日

Siriは新しい形のラジオ広告?

朝の通勤中に、アメリカ公共ラジオ放送局NPRのiPhoneアプリを使ってニュースを聞いている。好きなエピソードだけを車に乗る前に登録しておくことができるので、運転中は操作しなくてもすむ。

だがこのアプリ、それ以上によくできているのが、エピソードとエピソードの間に流れる音声広告。15秒くらいの広告が流れた後、この製品やサービスについてもっと知りたかったら、発信音の後にイエスと答えてくださいと尋ねてくるのだ。

今朝は映画の宣伝が流れていたので、試しにイエスと答えてみた。そうしたら、次のエピソードが流れ始めながら、画面上ではSafariが開いて、その映画の紹介ページに飛んだ。車を停めてiPhone を見ると、さっき気になった情報がすぐに目に入る。

他にも、「アプリをダウンロードしますか」「製品を買いますか」とも聞いてくる。質問の後に流れる発信音はSiriと似たものを使っているので、iPhoneユーザーにとって馴染み深い。

広告が流れているときはこんな画面。発信音が鳴ると、下にSiriのようなマークが表示される。
スマートフォンでラジオを聴く人のほとんどは、画面を見ていないだろうし、広告を聴いてわざわざクリックする人は少ない。運転していると、気になった宣伝が耳に入ってきても、サイトのURLや製品名をメモするわけにはいかないので、忘れてしまうことも多い。音声の指示に答えるだけで、番組が終わった後に気になった情報をチェックできるというのは、リスナーにとって便利な機能だ。広告主にとっても、宣伝効果が大きいだけでなく、どれだけのリスナーが実際に製品ページを訪れるのか把握できる。

ラジオの弱点を克服するクリエイティブな仕組みだ。

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