自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2016年8月16日

首都当てクイズに日本の威信をかけて参戦しました

オリンピックにちなんで、職場で週に何度かゲーム大会が開かれています。

フリースローやPK、パッティングなどで、勝者には編集局長から酒屋のギフト券がプレゼントされます。

僕も「世界の首都当てクイズ」という地味な種目に参加。

こう見えても大学受験で地理を選択していた(自称)国際派であるため、新聞社とはいえど世界情勢に疎いはずのアメリカ人には負けないとの自信で臨みました。

とはいうものの、受験からは10数年のブランクがあるので、トイレにこもって密かに直前練習。スマホで首都リストを見てみると、驚くくらい忘れているではありませんか。しかも英語名と日本語名は必ずしも発音がマッチしていない。これはやばいと焦り、とりあえず有名どころだけ必死で暗記しました。

決戦に参加したのは6人。数十人のギャラリーが見守る中、僕はすかさず勝者の選ぶ中央レーンを陣取りました。アメリカでは勉強ができるというステレオタイプでならすアジア人の参戦に、周りは臆したことでしょう。



予選ラウンドでは、編集局長の出題する国名の首都を参加者が順々に答えていき、5問中正解数が多かった二人が決勝に進出します。

メジャーな国から出題されるだろうと予想し、ヨーロッパを集中的に練習したことが功を奏した僕は、ベルギー、チェコ、イタリア、ギリシャの首都を即答。ペルーで一瞬悩んだものの、予選を唯一の全問正解で突破しました。

ただ2位に4問正解で3人が並んだため、決勝ラウンドに四人が進むという由々しき事態が。しかもここからはサドンデス。予選の結果は反映されないとのこと。しかし、柔道篠原のシドニー五輪での姿が頭に浮かび、紳士的な態度で受け入れました。

僕がサウジアラビアとスウェーデン、アラブ首長国連邦を当てたところで、残りは3人に。

そこで出されたのがベネズエラ。実は直前練習の際、時間がなくてVから始まる国まで行けていなかったのです。野球が強い、ウゴ・チャベスが元大統領、現在は食糧難の国というくらいしか知らず、首都は全く思い浮かびません。結局、次の人が当てて脱落してしまいました。

優勝はエクアドルの首都キトを正解したベテランコラムニストのピーター。ジャーナリストの知識は侮れないということを学びました。

とりあえずこれから一生、カラカスという地名だけは忘れません。

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