ラスベガスに住むブライス・ハーパーは、今年1月にトロピカーナフィールドで行われた国際ホームラン競争で、153メートル弾を放った。しかもボールが外野席後ろの壁にぶつかっていなければ、更に距離が伸びたという。平均143メートルとプロ顔負けの飛距離をたたき出し、一躍脚光を浴びた。
以下がその映像である。
身長190センチ、体重93キロの恵まれた体を持つ彼は、走攻守三拍子揃ったキャッチャーとして、これまで国内外問わず、あらゆる大会で賞を総なめにしてきた。スイングスピードはマーク・マグワイアを上回り、マウンドに上がれば155キロの速球を投げる。まさに怪物中の怪物である。
現在ではいち早くプロに上がるため、高校を中退してGED〔高等学校卒業程度認定試験)取得に向けて勉強中。来年夏のドラフトでは、17歳にして全体1位指名が予想されている。
野球は技術や経験が大きな比重を占めるため、バスケットボールやホッケーなどに比べて選手の育成に時間がかかると言われる。しかし、スポーツイラストレイテッド誌の取材に対して、18、19歳までにはメジャーでプレーをして、史上最高の野球選手になりたいとまで言いきる16歳には、そんな理屈は当てはまらないのかもしれない。
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