自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2009年10月11日

怪物中の怪物高校生

タンパベイ・レイズの本拠地トロピカーナフィールド。ここでの最長ホームラン記録を持っているのがなんと16歳の高校生である。

ラスベガスに住むブライス・ハーパーは、今年1月にトロピカーナフィールドで行われた国際ホームラン競争で、153メートル弾を放った。しかもボールが外野席後ろの壁にぶつかっていなければ、更に距離が伸びたという。平均143メートルとプロ顔負けの飛距離をたたき出し、一躍脚光を浴びた。

以下がその映像である。



身長190センチ、体重93キロの恵まれた体を持つ彼は、走攻守三拍子揃ったキャッチャーとして、これまで国内外問わず、あらゆる大会で賞を総なめにしてきた。スイングスピードはマーク・マグワイアを上回り、マウンドに上がれば155キロの速球を投げる。まさに怪物中の怪物である。

現在ではいち早くプロに上がるため、高校を中退してGED〔高等学校卒業程度認定試験)取得に向けて勉強中。来年夏のドラフトでは、17歳にして全体1位指名が予想されている。

野球は技術や経験が大きな比重を占めるため、バスケットボールやホッケーなどに比べて選手の育成に時間がかかると言われる。しかし、スポーツイラストレイテッド誌の取材に対して、18、19歳までにはメジャーでプレーをして、史上最高の野球選手になりたいとまで言いきる16歳には、そんな理屈は当てはまらないのかもしれない。

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