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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2016年12月25日

日本とアメリカ、ここが違う! クリスマス編

毎年この時期になると、アメリカ人とこんな会話を交わします。

アメリカ人:「日本でもクリスマスをお祝いするの?」
僕:「うん」
アメリカ人:「クリスチャンが多いんだね」
僕:「いや、クリスチャンは人口の1パーセント以下。しかも日本ではカーネル・サンダースがサンタクロースなんだ」
アメリカ人:「・・・・」

キリスト教大国のアメリカではもちろん、日本でも国民的行事となっているクリスマスですが、その祝い方は国によって大きく異なります。僕もこっちに来た当初は違いに驚いたものです。

今回は、日本人がびっくりするアメリカのクリスマス習慣トップ3を紹介します。

近くのKFCにカーネル・サンダースおじさんが来てくれた時に記念撮影。

1. クリスマスは家族で過ごすもの

日本の若者にとって、クリスマスほど「勝ち組」と「負け組」がハッキリする日はありません。クリスマスイブを一緒に過ごせる恋人がいるかどうかが、周りからの評価、自分に対する自信に大きく影響します。

女性向けの雑誌では、クリスマスに向けて彼氏を作らねばという読者の不安につけこんだ特集が見出しを飾り、クリスマスイブのレストランやホテルはカップルの予約でいっぱい。恋人がいる人は神の祝福に感謝しますが、いない人は耐えきれぬ劣等感に襲われる恐ろしい行事です。日本を席巻する恋愛資本主義の象徴ともいえます。(近年はそれに反抗する勢力も現れたようです)



それに対して、アメリカのクリスマスは家族や親戚が一堂に会する日。どちらかというと日本のお正月に近い感覚です。クリスマスの週は帰省する若い人や家族などで、道路や空港がごった返します。

恋人がいなければというプレッシャーはありませんが、近くに家族がいない留学生などは寂しさを感じるかもしれません。でもそうした事情を話せば、周りの人が気軽に家族の集まりに来ないかと誘ってくれるのがアメリカの良いところ。日本の感覚ではリップサービスだと受け取ってしまうかもしれませんが、アメリカには他人を家に招くことに抵抗のないオープンな人が多いので、遠慮せずに参加しちゃいましょう。

ちなみに、日本はクリスマスイブにお祝いする人が多いですが、アメリカではクリスマス当日(12月25日)が特別な日です。

2. チキンは食べない

日本のクリスマスといえばチキンですよね。特にケンタッキーフライドチキンには行列ができます

僕もその習慣が身についていたので、こっちに来たばかりのクリスマスにやたらフライドチキンが食べたくなりました。それでケンタ(アメリカではKFCと呼ばれます)に行ってみると、なんと客は僕一人。アメリカにはクリスマスにチキンという文化はないことに気付かされました。店員さんも、こいつはクリスマスにファーストフードを食べる寂しい奴だな、と思ったことでしょう。

アメリカでは、クリスマスにハムや七面鳥を食べる人が多いと聞きますが、感謝祭のように決まった料理を食べる習慣はありません。


バイリンガールさんも指摘してます。

3. プレゼントはツリーの下

日本では、子どもが寝た後に、枕元にサンタさんがプレゼントを置いていってくれます。僕もクリスマスの朝に起きてプレゼントを見つけるのが、最も楽しみな行事の一つでした。(小学6年生のクリスマスに、頼んでもいない「アドルフに告ぐ」全5巻が届いた時には、大人への階段を登った気がしました)

アメリカではちょっと違います。

感謝祭後くらいから各家庭が居間に大きなクリスマスツリーを飾り、その下に家族同士で買ったプレゼントや親戚や友人から届いたプレゼントを置きます。子どもだけでなく大人もプレゼントをもらうので、大家族や裕福な家庭では数十個もの箱が山積みになるのも珍しくありません。

クリスマス当日の朝には、サンタさんから子どもへのプレゼントもちゃんとツリーの下に届いていて、家族そろってプレゼントを開けます。小売企業にとっては、過去1ヶ月のクリスマス商戦の汗と涙の結晶とも言える光景です。

ちなみに狭い我が家には、(面倒臭いこともあって)クリスマスツリーがないので、残念ながらサンタさんはやってきません。

もうちょっと子どもが成長したら変わるんでしょうね。

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