Google Fiberは1Gbpsと、通常のブロードバンド回線に比べて、およそ100倍のスピードがでるといいます。家庭用ルーターで、その速度をどこまで発揮できるかは分かりませんが、映画一本を数秒でダウンロードできるとのこと。ケーブルテレビを契約せず、Apple TVでNetflixやYouTubeをストリーミングしている我が家にとっては、のどから手が出るくらい欲しいサービスです。
値段はインターネット回線だけだと、月々70ドル。テレビサービスを加えると130ドルになります。
Googleファイバーは、3年前にカンザスシティーで始まり、テキサス州オースティンとユタ州プロボに進出。アトランタとテネシー州ナッシュビルでも工事中です。今回は、アーバインに加えて、サンディエゴとケンタッキー州ルイビルが選ばれました。
Googleのブログ記事によると、ターゲットにしているのは、起業文化に富み、テクノロジーの中核として成長中の街だといいます。
静かな郊外の街というイメージの強いアーバインですが、実はテック系企業がいくつもオフィスを構えています。スタートアップも多い。そこで働く、若くて裕福なyoung professionalsと呼ばれる人々が、この街には多く住んでいるのです。市の人口は、この5年間で18パーセント増えています。
Googleファイバーがやってくるというニュースで、これまであぐらをかいていたライバル会社たちも、焦ってインターネットサービスを改善させてくるはずです。アメリカは日本、特に東京に比べると、家庭用のインターネット回線が圧倒的に遅い。その割に料金が高いから腹立たしい。Googleファイバーが広まれば、それも一変するかもしれません。
我が家が使っているCox社は、すでにアーバインのアパートで、カリフォルニア初の住宅向け1Gbps回線を試験的に提供しています。年内にエリアを広げると、広報がうちの新聞に伝えています。
Googleファイバーの実現に向けた次のステップとして、市がGoogleが出す要望に応じなければなりません。工事の邪魔をせず、スムーズに認可しろというもの。これまでGoogleに選ばれた地域はどこも協力的で、Googleが最終オッケーを出すまでに、1年くらいかかったとレジスターは報じています。
期待は膨らみます。
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