先週末は初めて判決に立ち会った。犯人の男性(20)は、4年前に付き合っている女性を利用して被害者男性を砂漠におびき出し、拳銃で射殺。遺体を別の場所で焼いてから埋めたとされる。犯行当時17歳だった彼は、最後まで犯行を認めなかったが、十分な証拠がそろっていたため有罪判決が下された。
陪審員が数時間ほどの審議を終え、法廷に呼び戻されるまでの数十分間、彼はじっと法廷内の椅子に座り、動かずただ前を見つめていた。陪審員たちが入ってきても、顔を向けようとはしない。覚悟を決めていたのだろう。机の下で手の汗をズボンでふき取るしぐさが印象に残った。
彼には懲役50年から終身禁固の不定期刑が言い渡されることになる。おそらく一生を刑務所で過ごすことになるであろう。
被害者家族の気持ちを考えたら当然の罰であろうが、自分には想像もつかない人生を目の前にした犯人を見ていて、何ともいえない複雑な気持ちになった。無性に「ショーシャンクの空に」が見たくなった。
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