自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2010年3月23日

法廷内にあふれるスマートフォン

常に数十件もの案件をかかえる弁護士たち。いつ、どこで、どの裁判が行われるかを管理するのは簡単ではないはず。

さぞかし分厚い手帳を持ち歩いてスケジュール管理をしているのだろうと思い、法廷内で観察していたのだが、驚くことに紙の手帳を使っている弁護士はむしろ少数派であった。

その代わりに彼らが常に手にしているのが携帯電話。年配から若手まで、公判の合間をぬってはiPhoneやブラックベリーをいじっている。

多くのアメリカ人は、日本人ほど手帳に対してのこだわりがないため、あらゆる機能が一台でまかなえるiPhoneのようなガジェットが発売されれば、少しくらい不便な点があってもそれで済ませようとする。

日本人が重視する細かい使用感や紙質、手書きといったこだわりは、合理性を重視するアメリカ人にはなかなか理解されない。

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