引退を間近に控えた彼にコメントをもらおうとしたが、「マスコミには話したくない」と断られてしまった。選挙前には、独占インタビューを得ることができたが、敗北がトラウマとなって、メディアに対して過剰反応を示すようになった。新聞やラジオの報道がきっかけで、人間不信に陥ってしまったようにも思う。
この事件を通じて、いかにジャーナリストとしての自分に、影響力と責任があるかを思い知った。ジャーナリストは、権力の監視役であるが、一歩間違えれば、自らが権力を濫用することもありうる。ペンは剣よりも強いからこそ、使う人には一層の謙虚さと高潔さが求められるのだ。
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