自己紹介

自分の写真
米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2010年1月4日

New Year's resolution

新年といえば「抱負」。英語では"resolution"と言う。

お正月に目標を立てるのは、日本もアメリカも一緒のようで、「痩せる」、「お金を貯める」、「タバコや酒を控える」、「日記をつける」など、人気の抱負も似通っている。「借金から抜け出す」や「ボランティアに精を出す」といった、いかにも米国らしい目標もある。

もちろん、抱負を達成できる人よりも挫折する人のほうが圧倒的に多いことも万国共通。ある調査では、成功率は12パーセントという結果がでている。

ボクは過去の反省から、新年に抱負を立てることはやめた。飽きっぽい性格ゆえ、一年続けて何かをしたためしがない。そもそもお正月にならなきゃ決心できないという甘い考えがよくない。何かをやり遂げられる人というのは、きっと思い立った時に始められる強靭な意志の持ち主なのだろう。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年1月3日

ローズパレード動画



サンガブリエルで園芸店を経営する石原さん夫妻のおかげで、アメリカにいながら日本のような大晦日、元旦を満喫。しかも開始直前に行ったにも関わらず、最高の眺めでローズパレードを楽しむことができた。

三郎さん、良子さん、本当にありがとうございました!



このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年1月2日

ローズパレード

日本の新年と言えばお雑煮。そのお雑煮を朝食にいただきながら、テレビでアメリカ新年の名物、ローズパレードをチェック。

ローズパレードは、1890年からロス郊外パサデナで毎年一月一日に行われていて、世界中に中継される。カリフォルニアの冬でも温暖な気候をアピールするために始まったこのパレードは、その名の通り花がふんだんに使われ色鮮やかな装飾がなされている。

ローズパレードのもう一つの目玉は、パレードの後に開催されるローズボウル。大学フットボールの由緒ある伝統の一戦である。今年はオレゴン大とオハイオ州立大が対決。それぞれの地元ファンがロサンゼルスに集結し、昨晩のカウントダウンにも、チームの応援グッズを身をまとった人がたくさんいた。

テレビで見ているだけじゃ勿体ないので、実物のパレードを見にパサデナにやって来た。たった今上空を戦闘機が通過したが、不意をつかれて写真にはおさめられなかった。。。









- Posted using BlogPress from my iPhone

このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年1月1日

あと二時間

日本やニューヨークではめでたく新年を迎えたようだが、ここカリフォルニアではまだ数時間を残す。

日本に比べて、アメリカ人はお正月にそんなに思い入れがない。大晦日に働く人も多く、仕事後に友達同士で集まってカウントダウンパーティーをするというのが一般的。一月一日の祝日は二日酔いを治して、次の日に出勤する。

日本のように家族や親戚でまったりというのは、むしろ感謝祭やクリスマスが近い。

ボクはというと、連休をもらい、去年のラスベガスに引き続いて、ユニバーサルスタジオ前のシティーウォークでのカウントダウンイベントに来ている。ニューヨークのタイムズスクエアほどではないにせよ、不景気を感じさせない人だかりと盛り上がりである。今年は正月が週末と重なって連休というのが大きいのか。













- Posted using BlogPress from my iPhone

このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年12月31日

「アバター」はぜひIMAXで(ネタばれなし)

ジェームズ・キャメロン監督の話題作「アバター」を観てきた。3D映画は、実に何年ぶりだろう。ディズニーランドにあったマイケル・ジャクソンの「キャプテンEO」くらいしか記憶にない。

メガネの上から立体視用眼鏡をかけて鑑賞した久々の3D映像は、キャメロン監督が専用に開発したというカメラを使っただけあって、臨場感にあふれていた。まるで実際に衛星パンドラにいるような気分を味わえる。これを経験したらもう2Dには戻れないかもしれない。近くにIMAX映画館があるのに、行かなかったことをちょっと後悔している。CGも現実映像との境目が曖昧になるほどよくできていた。

しかし「アバター」は、ハリウッドならではのお金をかけた演出だけにとどまらない。キャメロン監督が発案から14年以上かけたというだけあって、「アバター」ならではの、現実にはない世界が緻密に構築されている。これは「スターウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」を初めて見たときの衝撃に近い。監督は、作中で使われる異星人の言語を、南カリフォルニア大の言語学者と一緒に開発したという。

アバターとは全く違う世界観ながら、同じくらい楽しめたのが、周防正行監督の「それでもボクはやってない」。「アバター」とは正反対に、現実を徹底的に描き、日本の裁判制度に疑問を投げかけた。

ドラマチックな映像や音楽、演出など全くない映画だが、観ていたら自然と感情移入できてしまう。周防監督が2年に渡る取材で、20もの裁判を200回以上傍聴した結果、普通に暮らしていては知りえない裁判の現実が緻密に描かれている。

映画でも記事でも、徹底した取材と細部へのこだわりが面白いと言われる作品の根底にあることは間違いない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年12月30日

三人に一人がセクスティングの経験あり

米国の若者の間で、携帯電話を使って性的なメールや写真、動画を送る「セクスティング(sexting)」が広まり、社会問題となっている。

ある報告
によると、ティーネイジャー(13-19歳)の20パーセント、ヤングアダルト(20-26歳)の33パーセントが、自身のセミヌードやヌード写真・動画を送った経験があるという。女の子の間では、好きな男の子にせがまれて送ってしまうというケースが多く見られ、男の子よりも若干比率が高くなっている。

ボクの周りでも、将来を有望視されていた15歳の女子高生アスリートが、セクスティングで停学になるという事件が起きた。知り合いの教師に聞いたところ、彼女の中学校でも、生徒間で性的なメールや写真のやり取りが当たり前のように行われているという。

今日、地元ショッピングモールのフードコートで食事をしていたら、中学生くらいの男の子二人と女の子二人のグループが隣に座ってきた。彼・彼女らがどういう関係だったのかは分からないが、男の子たちは、しきりに女の子同士がキスをするようにせがんでいた。さすがに女の子たちは、笑いながら「こんなところじゃ嫌だ」と断り続けていたが、モールのど真ん中でこんな話をしていることにボクは驚いた。前述の知り合いにこの話をしたら、そんなのは日常茶飯事で、教室内で実際にキスをする女の子たちもいるのだとか。

ティーネイジャーの妊娠率が22パーセントと極めて高いアメリカ。その傾向が、携帯電話やソーシャルネットワーキングによって更に助長される可能性は否定できない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年12月27日

気球夫婦の惨めな結末

コロラド州に住むリチャード・ヒーニと奥さんの真弓さんは、庭でUFOのような形をした銀色の実験用気球を飛ばしていた。気球が地面から浮き始めた時、突如悲鳴が。三人息子のうちの一人、ファルコン君がいないのである。まさか気球の中に?夫婦はパニックに陥る。

通報を受けた当局は、警官の動員はもちろんのこと、飛行機の離発着を制限し、軍事用のヘリコプターまで出動させるという、大捜索を開始した。しかも飛行する気球をテレビ局のクルーがヘリで追跡し、その様子が全米に中継された。

およそ2時間後、約100キロ飛行した気球はようやく着陸。ところがかけつけた捜査員が調べたところ、ファルコン君が見当たらない。飛行中に転落したのではないかと心配されたが、なんと家のガレージの屋根裏で発見されたと報道された。テレビには真弓さんの喜ぶ姿が映し出され、一件落着かと思われた。

が、実は全てがヒーニ夫婦の自作自演だったことが発覚。以前、「Wife Swap(奥さん交換)」というリアリティ番組に家族で出演していたことのあるリチャードと真弓さんは、新しい企画をテレビに提案するが採用されず、お金にも困っていたため、今回の茶番劇を思いつく。

真に迫った演技である

ところが、助けを求める際に、911番(日本の110番)より先に、テレビ局に連絡してまずは怪しまれる。また、事件後に家族そろってテレビ出演したところ、司会者に「どうしてガレージから出てこなかったの」と聞かれた6歳のファルコン君が、「パパたちが、テレビ番組のためだって言ったから」と返答。そしてなんと、その後のテレビ出演でも、精神的ショックからか、ファルコン君は二度もカメラの前で吐いてしまった。





化けの皮がはがれてきた夫婦にカンカンの当局は、捜査を開始。起訴された二人は、裁判所から、リチャード被告に禁固90日、真弓被告に禁固20日が言い渡された。億単位ともいわれる捜査費用の賠償と罰金に加え、今回の事件を用いて収入を得ることも禁止された。メディアに露出し、お金をもうけたいがための売名行為も恥ずかしいが、今回の事件でどれだけ彼らの子供が精神的影響を受けたかを考えると胸が痛む。

名前から分かるように、真弓被告は日本人である。二人はハリウッドの俳優学校で知り合い結婚(いわゆる国際結婚である)。ある報道では、彼らを知る人たちが、お騒がせ夫婦の実態を語った。

記事では、「典型的な」日本人女性がそうであるように、常に夫の言いなりになってきた真弓被告に同情の声が上がっている。

「(リチャード)の言うことが全て。彼女は単なる奴隷よ」とリチャード被告の元ビジネスパートナーは語る。「彼女は本当に友達が必要だった。彼は彼女を隔離して、他の人と近づけないようにしたの。彼女は私に一度聞いてきたことがあるわ。『私たちの生活に何か問題があると思う』って。彼女はアメリカ人女性が夫とこういう暮らしをしているのか、分かっていないようだった」

別の知人は、「これは文化的な問題で、(リチャード)はその知識を利用した。彼はアジア人女性を従属させることができると信じ、またそれを望んだ」と述べた。

前述のリアリティ番組では、「リチャードは全ての時間を研究に費やし、マユミには、料理から掃除まであらゆる家事を、手助けなしでこなすことを求めている」との解説が流れた。リチャードは番組中に、代わりの奥さんとしてやってきた米国人女性に対して、「お前は男にとっての悪夢だ。俺の妻が日本生まれでよかった」と言い放った。

コロラドのテレビ局が仕入れた資料によると、事件当日、警察がかけつけた時、真弓被告の頬と左目に何らかの痕が確認されたというが、ヒーニ夫妻を知る人々は、たとえ二人の間で家庭内暴力があったとしても、驚かないと述べる。

日本人女性がアメリカでモテるという話はよく耳にする。女性の社会進出が進み、自分の意思をストレートに表現するアメリカ人女性を苦手という男性が、エキゾチックでおしとやかなアジア人女性を好むのだろう。しかし、日本人女性が単なる従属的な存在として見られているのだとしたら、それは悲しむべきことである。日本人男性がひょろっとして頼りないというステレオタイプでモテないことのほうが、ずっとましかもしれない。今回のような事件でそうした偏見が更に助長されなければいいのだが。

「リチャードは発案者よ。計画者なのよ。彼が彼女の方を向けは、彼女は共謀する。二人はずっとリアリティ番組の中で暮らしているようなもの。二人の生活はリチャードの思うがままに脚本が書かれているのだから」

このエントリーをはてなブックマークに追加