自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2009年7月25日

レース界のお姫様、ダニカ・パトリック

米国で圧倒的な人気を誇るNASCAR(ナスカー)で話題の的となっているのが、ダニカ・パトリックの動向である。

パトリックは現在、インディカー・シリーズ(F1と同じオープンホイール)に所属。2005年には、女性としてインディ500史上最高位となる4位を獲得し、今年はついに3位入賞を果たした。昨年、ツインリンクもてぎで行われたインディジャパン300では、インディカー史上初となる女性ドライブー優勝の快挙を達成し、日本でも一躍注目を集めた。

更にはキュートなルックスから、「隣に住む女の子」として男性ファンから熱狂的な支持を受けている。レース中に車をぶつけられて激昂し、相手ドライバーに詰め寄ったり、スポーツ・イラストレイテッドの水着特集に名を連ねたりと、話題にも事欠かない自由奔放さを持つ。実力と人気を兼ね備えた、まさにレース界のプリンセスと言えるだろう。

F1ドライバーとしても候補に上がり、各方面で熾烈な争奪戦が繰り広げられている。景気の影響もあって、収入に陰りの見えてきたNASCARにとっては、喉から手が出るほど欲しい逸材である。

今日からインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催される、NASCAR最高峰のスプリントカップ・シリーズ。インディ500も行われるこのレース場で、ファンや経営陣の目は27歳の女性ドライバーに向いているに違いない。

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2 件のコメント:

  1. ダニカ本人はオファーがあっても家族がいるアメリカに残るって言ってるよね。でももし実現したらアメリカのレーシング市場にとっては朗報なんじゃないかな。ただ新規参戦チームだから実力は未知数だしダニカ自身の今後を考えるとちょっとハイリスクかもね。ちなみにダニカは2005年にホンダからのテストオファーを断ってます。

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  2. 現実的に考えればNASCARかな。ダニカが活躍できれば、米国でのF1人気も高まるかもしれないけど、リスクが大きい。

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