自己紹介

自分の写真
米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2009年7月21日

「ベッカム様」にブーイングの嵐

日曜日に行われたロサンゼルス・ギャラクシー対ACミランの親善試合で、デイビッド・ベッカムがホーム観衆からブーイングを浴びた。

ベッカムは7月までACミランに期限付き移籍をしていて、イングランド代表でプレイするため、今でもヨーロッパ復帰を希望している。ACミランでのレンタル期限を4ヶ月延長するため、300万ドル(約3億円)を自腹でギャラクシーに支払ったとも報じられている。

ギャラクシーの主将、ランドン・ドノバンは、14日に出版された『ベッカム・エクスペリメント』の中でベッカムのチームの輪を乱す態度を批判。二人はアリーナ監督との三者会談で和解したようだが、ファンの不満は募るばかり。大金を払って呼び寄せたのに、心はヨーロッパにあるというのでは、ファンの怒りも分からなくはない。

ベッカムのギャラクシー復帰後、初のホーム戦となった日曜日には、"Go Home Fraud 23"(「帰れ、いかさま23番」)などと書かれた横断幕が掲げられ、彼がボールを持つたびにブーイングの嵐となった。一人のファンが、ベッカムの挑発を受けて柵を乗り越えるという事態も。

MLSのみならず、米国サッカーの救世主になるとまで囁かれたベッカムだが、サッカー不毛の地ではこれまでのような神通力は通じそうにない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

0 件のコメント:

コメントを投稿