自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2011年1月26日

お金が天から降ってきた

昨日、2010年度の確定申告を済ませた。

日本では給与所得者の場合、本人の代わりに会社が税金の清算を行ってくれるんで、確定申告を行うのは事業主くらい。でもアメリカだと、お金を稼いでいる人は、個人で確定申告を行う義務がある。毎年、4月15日が締め切りなんだけど、これが面倒くさいのなんの。

大学の財務論の授業についていけずに爆睡していた自分にとって、税金の書類なんてロシア語並みに意味不明。田園調布の小学生のお小遣い程度しか稼いでいなかった大学院時代ですら、「サルでもできる確定申告」サイトを5分で見限り、クラスメイトに代わりに入力してもらった。

今の会社で働き始めてからは、同僚に紹介してもらったフィリピン人会計士のおばちゃんに一存。おばちゃんの英語のなまりが強すぎて、80パーセントくらい何言ってるのか分からないけど、ちゃんと払いすぎた税金が戻ってくるので、気にしないようにしている。

おばちゃんに会っている時間はおそらく一年で5分足らず。それで70ドルは高いと思われるかもしれないけど、おかげで税金のことを考えるのは一年で5分で済んでいる。しかも今回は1000ドル以上、戻ってくるらしい。二週間くらい経って、確定申告など忘れかけた頃にお金が振り込まれるので、まさに天から幸せが降ってきた気分になれる。

プロいわく、アメリカ人は日々、いかに税金を節約するかを考えて生活しているらしい。
ただ、逆にいうと日本の場合は、節税の可能性が少ないともいえます。一方、米国においては、個人で申告を行なうことが義務付けられているため、非常に多くの節税の可能性があり、また税金対策を考慮に入れて、自らのファイナンシャルプランを考えることが、ごく当たり前のこととなっています。いかに税金を節約するか、米国民は日常から考えて行動しているといえます。
これは本当で、ボクの周りにも自分のことは自分でやるという意識が徹底している人が結構いる。

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