雲一つない青空から太陽が照りつけて、病み上がりのボクも含めてみんなTシャツ姿。まだ一月だってのに。
アメリカ人がカリフォルニアに住みたがる理由が分かる。
帰りは高速を使わずに、下道を使ってオレンジ郡からサンバーナディーノ郡までドライブ。雄大なサンガブリエル山脈に向かって走るのは気持ちがいい。
内陸のサンバーナディーノ郡に入るにつれて、景色も変わってくる。オレンジ郡の住民はカリフォルニアでも有数の教育水準と所得を誇るが、サンバーナディーノ郡はその逆。
ハイデザートに向かうにつれて、徐々に街が廃れていく様子は明らか。小さくてオシャレな店やレストランは減り、大手のディスカウント店やファーストフード店が増える。
人種構成は、白人多数からヒスパニックだらけに変わる。ブレアで当たり前にいたアジア人は、サンバーナディーノではほとんど見かけない。
地域ごとの地理や経済状況が街の様子に反映されているのを観察するのが、ボクの旅の楽しみ方の一つだ。
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