1948年創業のこのチェーンは、ハンバーガー、フライドポテト(英語ではFrench Fries)、シェイクだけというシンプルなメニューながら、味とサービスに徹底してこだわり、一般人から有名人まで幅広い層にカルト的人気を誇る。
現在240ほどあるという店舗は、フランチャイズ化せずに全て直営することで品質を保っている。ハンバーガーの作り置きや冷凍保存は一切せず、お客の注文を受けてから作られる。店には冷凍庫や電子レンジは置いていない。実際、ジャガイモからフライドポテトが作られる様子を、店内で何度か目にしたことがある。
それでいて、値段はハンバーガーとポテト、ドリンクを頼んでも500円程度(単品のみでセット価格はない)。
ファーストフードのようでありながら、ファーストフードの常識を覆している店なのだ。
ボクも数年前に初めて食べた時、ちょっとした衝撃を受けた。他のファーストフード店に比べて重すぎず、しかも飽きない味。カラッと揚げられているポテトも癖になる。味にうるさい日本人を連れて行っても、大抵気に入ってもらえる。
会社の方針で難しいかもしれないが、もしIn-N-Outが東京にオープンするようなことになれば、クリスピークリームとは比べ物にならないくらいのブームになるだろう。
西海岸に来る機会がある人は(カリフォルニア州だけでなく、ネバダ州、アリゾナ州、ユタ州にも店舗を展開している)、下のような看板を見かけたら、立ち寄ってみてほしい。
オマケ:実はIn-N-Outには、メニューには表示されていない商品もある。パティとチーズが三枚、もしくは四枚重ねになっている3x3と4x4(スリー・バイ・スリーとフォー・バイ・フォー)や、マスタードをパティと一緒に炒めたアニマルスタイルなど。
ボクのお気に入りは4x4。
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