Netflixで「理想の彼氏」という映画を見ていて、ふと思いました。
バツイチのアラフォー女性が20代半ばのフリーターと恋に落ちるというラブコメで、映画としてはイマイチだったのですが、終わりに描かれていたシーンがいかにもアメリカらしい。ヒロインと別れた主人公の男性は、5年ほど世界を放浪して成長した姿で彼女と再会。まさに今時のアメリカの若者のイメージです。
大学を卒業した日本人とアメリカ人の20代を比べると、大きな違いがあります。
日本だと、新卒で企業に就職して、がむしゃらに働き、社会人として一人前になるための時期だというのが一般的な認識。「安定」した職につかなかったり、旅などしたりしていたら、フラフラしている奴だと白い目で見られるかもしれません。若い時でもブレるのは良しとされないのです。
それに対して、新卒という制度のないアメリカでは、20代というのは自分探しの時期。仕事や住む場所を1、2年で転々とし、色々なことにチャレンジする若者が多くいます。ミュージシャンや俳優になる夢を追いかけたり、海外に英語を教えに行ったりする人も。
自分に合わない、好きじゃないと思ったらスパッとやめて次のことに挑戦します。石の上にも3年などという考えはありません。ぼくの周りでも、最初に就職した会社に2年以上いるという友だちは、ほとんどいません。
バツイチのアラフォー女性が20代半ばのフリーターと恋に落ちるというラブコメで、映画としてはイマイチだったのですが、終わりに描かれていたシーンがいかにもアメリカらしい。ヒロインと別れた主人公の男性は、5年ほど世界を放浪して成長した姿で彼女と再会。まさに今時のアメリカの若者のイメージです。
大学を卒業した日本人とアメリカ人の20代を比べると、大きな違いがあります。
日本だと、新卒で企業に就職して、がむしゃらに働き、社会人として一人前になるための時期だというのが一般的な認識。「安定」した職につかなかったり、旅などしたりしていたら、フラフラしている奴だと白い目で見られるかもしれません。若い時でもブレるのは良しとされないのです。
それに対して、新卒という制度のないアメリカでは、20代というのは自分探しの時期。仕事や住む場所を1、2年で転々とし、色々なことにチャレンジする若者が多くいます。ミュージシャンや俳優になる夢を追いかけたり、海外に英語を教えに行ったりする人も。
自分に合わない、好きじゃないと思ったらスパッとやめて次のことに挑戦します。石の上にも3年などという考えはありません。ぼくの周りでも、最初に就職した会社に2年以上いるという友だちは、ほとんどいません。
高校の先生を辞めて新聞記者になった同僚。逆に記者を辞めて、検察官になるためロースクールに入った元同僚など様々。かくいうぼくも、大学院でスポーツ経営からジャーナリズムに転向しました。
家族やキャリアなど、失うものがないからこそ、大いにブレることができる。それによってやりたいことを見つけ、30代につなげていく。だから親もあまり口出ししないで、暖かく見守るのです。
家族やキャリアなど、失うものがないからこそ、大いにブレることができる。それによってやりたいことを見つけ、30代につなげていく。だから親もあまり口出ししないで、暖かく見守るのです。
日本でも転職する人、企業に縛られない働き方を求める人が増えています。10年後くらいには「理想の彼氏」の世界観が当たり前になっているのではないでしょうか。
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