自己紹介

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米カリフォルニア州オレンジ郡を拠点に、英語と日本語の両方で記事を書く数少ないジャーナリスト。 アメリカの現地新聞社で、政治や経済、司法、スポーツなどあらゆる分野の記事を取材・執筆。 2012年には、住宅バブル崩壊が南カリフォルニア住民に与えた影響を調査した記事で、カリフォルニア新聞経営者協会の経済報道賞を受賞。2017年には、ディズニーや開発業者が行った政治献金を明るみに出した記事で、オレンジ郡記者団協会の調査報道賞を受賞。 大谷翔平の大リーグ移籍後は、米メディアで唯一の日本人番記者を務める。

2009年12月18日

社会見学

たった今オフィスに、社会見学で子供たちがやってきた。年に何度かこういう機会があるのだが、前もって知らされるということがないので、オフィスにいる者が即席でスポーツ部の説明をすることになる。あいにく他のメンバーが出払っていたので、狭いオフィスにぎゅうぎゅう詰めになった30人近くの小学生から高校生を前に、ボクが普段の仕事の様子について話をした。

最近は仕事の都合上、他人の話を聞くばかりで、人前で話をするということがほとんどないため、柄にもなく緊張してしまった。しかしアメリカ人というのはこういう時には積極的で、子供も大人もどんどん質問してくれるので助かる。「スポーツ面を読んでいる人?」と聞いてみたところ、ほんとかどうかは分からないが、多くの子供たちが手を挙げた。男の子も女の子も、ほとんどの子供が何かスポーツをしているため、他のニュースに比べて親しみやすいようだ。

新聞の記事が決して遠い世界の出来事ではなく、自分たちの生活と大きく関わっているのだということが子供たちに少しでも伝われば、社会見学の意味があるというもの。ましてスポーツの場合、読者が話の主人公にもなりうる。見学を終えた子供たちが、明日の朝どんな気持ちで新聞を開くのか楽しみである。

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